[Đ] 左眼が見えなくなって不自由を感じたこと10選!
左眼が見えなくなって5年の月日が経ちました。まつだい(@matsudai23)です!
前回「[Đ] 突然だが手術のため入院する事になった!他」という記事を書きましたが、この入院中に自分を見つめ直すという意味でもこういった記録を残しとくのは良いかもしれないなと思い立ちましたので、ササッと書いてみました。
5年前に左眼に緑内障を患い、手術とかもしましたが残念ながらそのまま見えなくなってしまいました。
片眼が見えない生活とはどんなものか?
片眼では距離感が無い事くらいはわかるけど、それがどんな時に不自由に感じるのか?
そこんところを具体的なシーンを挙げて10個ほど書き出してみました。
何か参考になるのかはわかりませんが、とりあえずお付き合いくださいw
目次
1:基本的に球技全般は無理
まず思い浮かぶのが、男の子を持つ父親の醍醐味とも言える「キャッチボール」ができません…。
子供の投げたボールが自分に向かって今どこまで飛んで来てるのか、ボールまでの距離感がわからないため、上手くキャッチできません。
取り損ねて顔に当たります…w
また、自分が子供に向かって投げる場合も同様で、自分と子供がどのくらい離れているのかがわからないので、ボールを投げるチカラ加減がわかりません。
サッカー等の他の球技も難易度こそ違えど、正確さを欠くという点では一緒です。
2:物を手渡されてもなかなか上手く受け取れません。
例えば食卓で家族にしょうゆを取って貰うといった場合に、手渡されたしょうゆと自分との距離がわからないので上手く受け取れずアタフタします…w
最悪の場合、落としてしまうかもしれませんね。
この場合は解決策として、まず自分から手の平を上に向けて差し出し、「相手が自分の手に物を乗せてくれるのを待つ」というのが大変有効です。
間違っても手の平を下にしたり、自分から取りにいってはいけません。待つのですw
3:意外と車の運転には支障有りません。ただ…
片眼で遠近感が無いということで、皆さんによく心配されるのが車の運転についてです。
これは運転歴や運転の技術も関係してくるので一概には言えませんが、左眼が見えなくなる以前6〜7年間は両目で運転していたオレの場合、一般道を普通に運転するくらいなら特に不自由を感じた事はほとんど有りません。
いくら距離感が無いとはいえ、車間はメートル単位で開けるものなので、走行中に自分が車間を10メートル開けてるつもりが実際は8メートルだったとか、ちょっと開けすぎて12メートルだったとか、そんなのは誤差の範囲かと思いますw
(この誤差で他の車に迷惑かけてたらすみません…汗)
運転免許証も、両目の視力の合計が規定値以上。また、左右の視野角度が規定角度以上ならば問題無く更新する事ができました。
(自慢じゃないですが、無事故無違反ゴールド免許です♪)
ただ…、駐車や車庫入れは出来ないことはないですが、以前より下手になったと思いますww
やはりルームミラーやサイドミラー越しに見た風景は、思った以上に距離感を狂わせるので注意が必要です。
4:飲み物を注ぐのに時間がかかります。
これもコップやグラスとの距離感ですね。
例えばジュースをグラスに注ぐ場合に、皆さんは特に何も考えずに注いでいると思いますが、距離感が無い場合はなかなか大変ですw
グラスの口径が小さくなれば小さくなるほどその難易度は上がります…ww
ジュースの注ぎ口がちゃんとグラスの真上にあるかどうかを確認してから注ぎ始めないと、グラスの外に注いでしまうので、飲み会などお酒などの飲み物の注ぎ合いをする時には特に細心の注意を払います。
5:UFOキャッチャーが下手になります。
景品の左右位置、奥行きが勝敗を分ける、我々のように距離感の無い生活をしている者にとっては、ヤツは魔物です!
そして、その魔物はとても汚いヤツです。
今流行りの妖怪ウォッチや仮面ライダー等をエサに我々を誘い込みます…w
子供に妖怪ウォッチグッズをゲットしてやるため、我々は魔物に立ち向かう前に「小銭を投入口に入れる」という、これまた両眼が見える人にはなんてことないサブミッションにまず挑まねばなりませんw
UFOキャッチャー…手強い敵です…ww
6:蚊が打てない!
特に夏はこれですね!イライラ度から言えば、片眼で不自由する事ナンバーワンかもしれません!!www
蚊の存在に気付いても、蚊までの距離がわからないので叩くことができません。
うちは小さな子供が居るので、室内であまり殺虫剤などを振りまきたくないと言う事で、蚊の駆除は嫁に託されますw
ハエ叩きも同様ですね。
7:段差や階段(特に下り)が怖い。
段差の高さがわからないので、どの程度足を上げたらつまづかないのか、ちょっとした恐怖です。
てゆーか、つまづく事が多くなりましたw
(歳のせいではないと思いたい…)
上り階段も同様で、次の段の高さがどのくらいなのか、最初の1〜3段くらいまで不安でしょうがないです…。
下り階段は上りに比べて恐怖が倍増します。
また、段と段の境界線がハッキリしないデザインの階段(経験上、ホテルや結婚式場等の階段に多いです)は特に注意します。
段差が更にわかりにくいので、あれは是非とも改善して欲しいものです…汗
8:無言で静かに左から近づかれると気付きません。
お願いしますwwビックリするんでやめてくださいwwwww
9:高い所に登るのは平気でも、降りるのは怖い。
高い所は得意でも苦手でもないですが、床までの距離感が無いので、ある程度の高さまでだったら平地に見える。
(平地は言い過ぎか?www)
とにかくあまり「高い」と感じません。
逆に降りる時は怖いです…w
足を伸ばせば届く高さなのか?飛び降りても大丈夫な高さなのか?飛び降りたとして、何秒後に着地するのか?(ヒザのクッションを使い、着地の衝撃を吸収するのに、着地のタイミングは重要です。)
10:見た目では片眼が見えない事がほとんどわからない。
これはオレの場合ですが、見た目ではあまりわかりません。
人によっては眼帯をしていたり、見えない方の眼球が、あさっての方向を向いていたりと、よく見るとわかる人も居ますが、オレの場合は見た目ではあまりわかりません。
なので、ここまでご紹介してきた不自由さを理解してもらうには少々時間とコミュニケーションが必要ですね。
さいごに
ここまでご紹介してきたものは、あくまでオレが生活の中で不自由に感じた事です。
症状や生活環境によっては、もっと不自由を感じている人もいるかもしれません。
そして、これだけはハッキリ言えますが、「眼が2つ有って良かった!」と本当に思いますw
確かに不自由も有りますし生活に多少の制限も有りますが左眼が見えなくなって5年、オレを支えてくれる妻の顔や、子供の成長を右眼だけでではありますが、ちゃんと自分の眼で見る事ができている事を幸せに思っています。
今後は残った右眼を大事にして生きていきたいですね!
それでは今回はこの辺で、まつだい(@matsudai23)でした!
